他責から自責へ

「ブライダル・ホテル・クリニック」等の

おもてなし業界専門

人材採用・育成コンサルタントの佐々木寿美子です。

 

先日一緒に仕事をした責任者の方は

バリバリのキャリアウーマンという印象を受けました。

この表現は昭和っぽいかもしれませんが

それは置いておいて

 

プロ意識を持ち

ゆるぎない信念がある方でした。

 

 

チームで仕事をしていくうちに

あれ?あれあれ?と思うことが多発

 

 

疑問が出てきたときに質問をすると

「その件は既に話しましたよね」

「この前話した通りなんですけど」

という第一声から始まり

渋々答えてくださるのです。

 

 

もちろん、こちらから質問するときは

「私の理解不足で申し訳ございませんが

○○の件はどのようにしたら

よいのでしょうか?」

と相手に配慮して伺っています。

 

 

その責任者の方と私の間で意思の疎通が

上手くいっていないと思っていました。

しかし同じプロジェクトに関わるチームの

A社、B社、そしてC社も

「責任者の方と話がかみ合わず・・・」

と話してくださいました。

 

また、「何度も質問するとイラっとされるので

代わりに聞いてもらえませんか?」

とも言われました。

 

 

やりとりを聴いていると

A「○○の確認で良いですか?」

責「○○だけでなく□□も確認ですよね」

A「○○だけかと思っていました」

責「先日□□も作ることは言いました」

A「一緒に作るとは思っていなかったので・・・」

責「私は両方作ると思っていました」

A「すみません・・・」

 

その他にも

責「かっこいいものを選んでください」

B「こちらにしました」

責「え~かっこいいものって言いましたよね」

B「すみません・・・」

 

このような会話が幾度となく繰り広げられています。

 

 

皆、同じ目的地に向かっているにもかかわらず

ある人は途中で止まったまま

ある人は道に迷い遠回りをしている

ある人は自分が選んだ道を進んでいる

など様々でした。

 

 

以前の自分を思い出しました。

私が管理職だった時

全て自分の言うことは正しい

伝えたことを理解しない相手が悪い

想像力を働かせて理解するべき

と思っていたのです。

 

 

それによって相談されなくなり

仕事がうまく進まないと

全部相手のせいにしてしまう

更に信頼されなくなり

人が離れていく

 

 

全て他責にしてきた私に

降りかかってきたことでした。

自分が悪いとは思っていなかったのです。

 

これは大きな勘違いであることに気づきました。

 

そんなことが仕事をしながら

ふとよみがえってきました。

 

今回のことは良い悪いは別として

責任者の方のいいものを作りたい!

という気持ちは十分にわかります。

自分を見ているようでした。

 

ほんの少しの捉え方の違いで

相手が信頼してくれて

実力以上の力を発揮してくれると

自らの体験を通じて感じています。

 

その時から大切にしていることがあります。

1.私は不完全でまだまだ学ぶことがある

2.相手の反応が自分のコミュニケーションの結果である

3.相手と自分が持っている頭の中の地図は違うので

理解できるよう具体的に伝える

 

 

「もしかしたら私の伝え方が悪かったかも」

という考えがあるだけで

相手のことを責める心がなくなります。

 

どうしたら伝わるか

どうしたら理解できるか

どうしたら動きやすくなるか

と考えていくことが大事ですね。

 

 

自責で考えてみると相手との関係性も変わり

信頼されるようになるのではないでしょうか。

かつての自分をふと思い出しました。

 

★メールマガジンを定期的に配信しています★

ご登録は以下のURLから

https://www.pro-nv.jp/user/m/2dd856

お楽しみに!

PAGE TOP
MENU
お問い合わせ

TEL:090-1467-6389