こんにちは。おもてなし業界専門マネジメントコーチの佐々木寿美子です。
コミュニケーションというと、何を話そうか、どんな風に話そうかと
話すことばかりに意識が向いてしまうかもしれません。
コミュニケーションはキャッチボールでも例えられるように投げる側、受ける側がいます。
キャッチボールをするとき投げたいか?受けたいか?
どちらかというと、投げたいのではないでしょうか。
会話でも同じように、話したいか?聴きたいか?と言ったら
多くの人が話したいのではないでしょうか。
「話す」に注目してしまいがちですが、「聴く」に力を注ぐことで
相手は理解してくれている、興味持ってくれていると感じます。
「聴く」を意識することで、本音を聞き出すことができたり
頼られたり、信頼関係も強くなるのではないでしょうか。
そこで、話を聴くときに意識することは何でしょうか?
相手の話を聴く姿勢
① 仕事の手を一旦止めて、顔だけではなく、身体全体相手へ向ける
パソコンを打ちながら、何か手を動かしながら聞いてしまうことがあります。
あなたよりも、この仕事の方が大事ですよと映ってしまいます。
そこで、身体前面を相手に向けてあなたのことが大事ですというメッセージを届けましょう。
② 相手の動きに合わせる
腕を組んだり、足を組んだり、椅子に寄りかかると横柄に見えてしまうこともあります。
そこで、身振り、手振り、態度、表情を合わせます。
自分と同じ仕草や行動をする人に自然と好感を持ちます。
無意識に相手に親近感を持ちます。
おそらく、親しい人には自然と動いているのかもしれません。
ニコニコ話している人にはニコニコして話を聴くと
より伝わっていると感じるのではないでしょうか。
相手の話を聴く表情
① 基本は笑顔で話を聴く
ミラーリングでは話の状況によって相手と表情を合わせますが
相手が無表情の場合もあります。
そのとき、無表情で聴くより笑顔で聴くとよいでしょう。
笑顔は人の心を安心させる効果があります。
② 優しいアイコンタクト
笑顔と同様に大切なのがアイコンタクトです。
目も見て聴いてもらえると嬉しいです。
目を見てもらえないと、何か他のことが気になるのかな
この話はつまらないかな、興味ないかなと映ってしまいます。
しっかりアイコンタクトを取ることが大切です。
タイミングの良いうなずき・あいづち
① テンポに合ったうなずき
相手の話すペースに合わせて、句読点のところで
うなずくと相手と呼吸も合います。
② タイミング良いあいづち
句読点の合間にうなずき+へ~、なるほど、そうなんですか
などあいづちが入ることで、話のテンポが良くなり
更に話したくなります。
話しを聴くときに意識することは・・・
姿勢、表情、うなずき、あいづちを意識的に使ってみましょう!
意識して相手の話を聴いてみると良いことがあります。
今まで片手間に聴いていた相手の話がしっかり入ってきます。
再度聴き直すことがありません。
相手は受け取ってくれたと理解して、今まで以上に話してくれます。
更に信頼関係も強くなるでしょう。
話しを聴くときは自分の中の休む時間ではなく、話すときより力を注いでみると
新たな発見があります!